インタビュー

2023年3月30日 NEW

利用者に寄り添う気持ちを持った介護福祉士をめざして学んでいきたい

私の介護の仕事

福与奈那(ふくよ・なな)さん =学校法人三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校=


福与奈那(ふくよ・なな)さん

【プロフィール】
令和3年に高校卒業後、福岡医療秘書福祉専門学校、介護福祉科に入学。令和5年3月卒業。
 
【スケジュール】

8時50分 ホームルーム
9時 授業開始
16時 授業終了 自主学習等
18時 最終下校

高齢者施設へのボランティアがきっかけで福祉の仕事への関心が高まる

 中学生の時にボランティアで高齢者施設を訪問したことが福祉の仕事に関心を持ったきっかけでした。もともと人を笑顔にする仕事がしたいと思っていたことと、高齢者と関わることが好きだったことから、この仕事であれば好きなことを仕事にできると思いました。また、実際に行ってみて、直接感謝の言葉をいただけることも魅力に感じました。高校卒業後は、介護福祉士の資格取得を目指し、福岡医療秘書福祉専門学校へ進学しました。
私は、神奈川県出身ですが、福岡の学校を選んだ理由は、オープンキャンパスに参加したときに先生と学生の関係がとても良いと感じたからです。首都圏の学校を含めて、学校見学に参加しました。当校ではオープンキャンパスのスタッフを先生と学生が担当していて、その話している様子を見て、日ごろからの信頼関係が感じられ、一番相談しやすそうだったので、進学を決めました。

 介護福祉士を目指す介護福祉科の中でも、さらに専門的に学べるように3コースに分かれています。施設の運営方法を学ぶ「総合福祉コース」、運動指導などの方法を学ぶ「スポーツレクリエーションコース」、心理学を学び利用者の気持ちに深く寄り添った介護福祉士を目指す「心理福祉コース」があります。私は、体を動かすことが好きなので「スポーツレクリエーションコース」を選び、健康増進を支えられるような介護福祉士を目指しています。授業では、高齢者でも効果的に筋肉を動かせるようなレクリエーションを考えたり、中高老年期運動指導士などの関連資格の取得に向けた勉強をしています。

実習の経験から個人を尊重した介護をしたいと考えるようになった

 専門学校の実習では、高齢者の入所施設や訪問サービスなど幅広い福祉サービスを経験できます。特別養護施設に行かせていただいたときは、介護職員の方が、認知症の利用者の状態や程度や人間性の違いを理解した上で、その人に寄り添ったコミュニケーションを心がけている姿が印象に残っています。

 また、訪問介護事業所のときは、移動支援の際に、電車で利用者の座る傍に立っていたところ、利用者の方に「席に座ってください」とやさしく声をかけていただきました。介護の「困っている人を助ける」というイメージが変わり、利用者一人ひとりに寄り添った関りを持ち、信頼関係をつくることが大切だと感じました。学校でも、利用者のために個別計画を考える授業や人とのコミュニケーション技術を学ぶ授業が好きで、利用者の症状や性格に合わせて、自分が何をできるのか、どのような対応をすればいいのか学んでいます。
 

目標は担任の先生のように一人ひとりに寄り添える人になりたい

 私には目標とする人物がいて、担任の先生のようになりたいと思っています。先生は、学生一人ひとりに寄り添い、私たち学生に合った指導をしてくれます。私は、知識の量だけではない、その人間性にあこがれ、先生のように人に寄り添える人間になりたいと思っています。

 これから働く施設では、単に生活支援をするのではなく、個人の特性を生かした支援をしています。私も施設の一員として、ご利用者の特性を見極め、しっかりとサポートできるような介護職になりたいと思います。

介護福祉士養成施設とは?

 社会福祉士及び介護福祉士法に定められ、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校または都道府県知事の指定した養成施設。高等学校や専門学校、大学があり、卒業後、介護福祉士の国家試験の受験資格が得られます。
 
 福岡医療秘書福祉専門学校は、介護福祉士として医療及び福祉に従事しようとするものに必要な知識や技能を教授し、明日の福祉を担う人材を養成することを目的としています。
 

施設概要

学校法人三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校
〒812-0011
福岡市博多区博多駅前4-17-11
TEL:092-474-3354 0120-282-633
URL:https://www.sanko.ac.jp/fukuoka-med