日常の些細なことも喜びに感じられる 介護の仕事に就けてよかったです
私の介護の仕事
和嶋裕美（わじま・ひろみ）さん 介護職歴11年 ー ＪＲ九州シニアライフサポート株式会社 ＳＪＲ六本松ヘルパーステーション ー
【プロフィール】
一般企業の営業職を経て、職業訓練で介護職員基礎研修を取得し、デイサービスや特別養護老人ホーム、住宅型有料老人ホームで勤務。平成29年９月のＳＪＲ六本松の開設とともに勤務している。
【保有資格】
介護職員基礎研修、介護福祉士
【キャリアアップ】
| 1年目 | 特別養護老人ホーム併設デイサービス勤務 |
|---|---|
| 4年目 | 特別養護老人ホーム |
| 9年目 | 住宅型有料老人ホーム |
| 10年目 | ＳＪＲ六本松ヘルパーステーション |
新しいチャレンジがしたい、人とかかわる仕事がしたいと、介護の資格を取得
一般企業の営業職として働いていましたが、40歳を機に転職を決意しました。営業事務などの職種も探しましたが、人と関わる仕事がしたい、今までと全く異なる業界で働きたいという思いがありました。そのことをハローワークで相談すると、介護の資格が取得できる職業訓練を紹介されたので、すぐに応募しました。
職業訓練中、他の受講生の上手な点や下手な点は分かるのですが、いざ自分自身でするとなると、上手くできているかどうかも分からず、不安に思うこともありました。元来、好奇心が強い性格なので、その不安な部分も楽しんで学ぶことができました。
資格取得後は、特別養護老人ホームに併設するデイサービスに就職し、その後、ユニット型の特別養護老人ホームに勤務しました。特別養護老人ホームに勤務している際に、医療的ケアが必要な方や看取りなど多くの経験ができました。
他人だけど身内のように接してくれた時、信頼してもらえたと感じます
現在、勤務している訪問介護事業所は、住宅型有料老人ホーム併設のため、普通の訪問介護事業所とは、業務内容が異なります。基本的に自宅へ行くことはなく、入居している方の部屋へ行き介護保険サービスを提供します。その他にも、食事提供をはじめとした日常生活のフォローや散歩の同行、買い物代行などの介護保険外サービスに対応します。フロアでは、24時間スタッフが常駐する体制を敷き、入居者の1日の生活を見守っています。
入居者と毎日、顔を合わせるので、まずは信頼を得ることから始めています。その中で、名前を覚えてもらったり、「あなたを探していたのよ」や「あなたに来てもらえたら安心するわ」などと言ってもらえたりすると仕事へのモチベーションも上がります。日頃からコミュニケーションをとることが重要ですが、せっかく得られた信頼も、ちょっとした言葉かけの失敗などで失うこともあるので、楽しんでコミュニケーションを取りつつも、緊張感を持って接するように注意しています。
今回、ＳＪＲ六本松に転職して、オープニングスタッフという新たな経験をすることができました。介護という仕事は、サービスが異なると業務も異なります。仕事を通じて、日々、新しい経験ができるということは、他の業種にはない醍醐味だと思います。
これからの目標は「生涯現役」で働き続けることと「後輩の育成」です
70歳を超えた母も介護の仕事に就いており、今も現役でホームヘルパーとして勤務しています。私も、母に負けずに生涯現役で働けるよう、できる限り介護現場で入居者に寄り添うような業務を続けたいと考えています。そのためにも、自分が現場で必要とされるよう、スキルアップを図っています。
また、入居者だけでなく働く人のサポートもできるように、知識を高めることはもちろん、伝え方や教え方なども学んでいきたいと思います。
介護は、人と接する仕事の中で、日々、小さな喜びを感じることができる数少ない仕事だと思います。新しい業界への転職はゼロからのスタートと考える人は多いですが、介護の仕事は、今までの社会経験を生かして働くことができます。とてもやりがいがある仕事です。
訪問介護サービスとは？
訪問介護は、利用者が住み慣れた自宅での生活を継続できるように支える居宅介護サービスの１つです。訪問介護員（ホームヘルパー）が利用者の自宅等を訪問し、食事や入浴などの身体介護、掃除や洗濯、料理などの生活支援サービスを提供します。
ＪＲ九州シニアライフサポート株式会社は、県内を中心に住宅型有料老人ホームを５棟、展開しています。ＪＲ九州グループで培った様々なノウハウを集結させて、安全をすべての基本に置き、シニア世代に、より快適な生活環境の提供に努め、「シニアの暮らしの満足づくり」を追求しています。
事業所概要
ＪＲ九州シニアライフサポート株式会社 ＳＪＲ六本松ヘルパーステーション
〒810－0044
福岡市中央区六本松4丁目2－2
電話：092－733－2622